Content Catalog は BIM 要素の管理のために設計されたものですが、Content Catalog コレクションにはほぼすべてのファイル タイプを保存できます。
BIM/CAD 以外のコンテンツを Content Catalog に保存すべき理由
Content Catalog は BIM コンテンツの検索と利用を容易にすることで知られていますが、他のファイルも Content Catalog コレクションに保存したくなるような機能がいくつかあります。一部のドキュメントを Windows のファイル フォルダ構造から Content Catalog に移動すべき 3 つの主な理由を紹介します。
1.メタデータ
Content Catalog で最もよく知られている機能の 1 つが、タグ付け機能です。タグを使用すると、コレクション内の任意のコンテンツにメタデータを適用できます。つまり、Word ドキュメント、PDF、Excel ファイルには任意の数のタグを割り当てることができるため、チームは非常に多くの方法でタグを検索することができます。たとえば、Word ドキュメントとして保存された BIM 実行プランには、「BIM 標準」、「プロセス」、「ドキュメント」、「プロジェクトのキックオフ」などのタグが含まれる場合があります。この方法で複数のタグを使用すると、チームがコンテンツを簡単に見つけることができるようになります。
一方、ネットワーク ドライブ上のフォルダにファイルを保存すると、そのファイルは一方向でしか見つけられません。
2.権限のコントロール
Content Catalog では、コレクション単位で権限をコントロールできます。詳細な権限設定により、適切なユーザーによる一部の項目をアクセス不可にしたり、読み取り専用にしたり、ダウンロード可能にしたり、編集可能にすることができます。
このようなタイプの権限をコレクション レベルで管理すると、ネットワーク ドライブ上のフォルダ権限を扱うよりも、読み取りと書き込みのアクセスをコントロールするほうが簡単になります。
3.改訂
プラットフォームでは、すべてのコンテンツが自動的に改訂コントロールされます。ドキュメントが改訂され、コレクションに再アップロードされるたびに、Content Catalog により自動的に新しいバージョンが作成され、変更者と変更日を追跡します。また、メモを追加することで、チームの他のメンバーが新しいバージョンでの変更内容を把握できます。
標準マニュアルやガイドラインなどの多くの公式ドキュメントには、バージョン情報(v2.0.1 など)がついているので、バージョンを自動的に追跡し、以前のバージョンに戻ることができる機能を備えた Content Catalog をワークフローで利用することは、理にかなっています。
ここで説明した 3 つの機能は、BIM や CAD 以外のコンテンツを Content Catalog に保存するメリットの一部にすぎません。ドキュメントをプラットフォームに保存する際に使用できる機能は他にも、星評価、お気に入り、保存された検索条件があります。これらの機能はすべて、コンテンツを簡単に見つけられるように設計されています。